安直なowl:sameAsリンクの危険性について考える

By | 2013年11月22日

最近まで、ねじLODのリソースからDBpediaJapanese内の同意義のリソースへowl:sameAsでリンクしていた。

夏に研究会発表した時にowl:sameAsはやめたほうが良いよという意見を頂いたので、一時は使わないことを考えたものの、結局他のLODもowl:sameAsをよく使っていたので自分も使っていた。

最近になってまた色々考えたり調べたりしたところ、owl:sameAsでのリンクはやはりまずいかなと思い始めた。

a sameAs b とした場合、bの持ってるすべてのプロパティがaでも言えるよってことになる。

また、owl:sameAsは推移律を持つので a owl:sameAs b, b owl:sameAs c ⇒ a owl:sameAs c が言える。

したがって、リンク先のリソースのプロパティや、推移先のプロパティをよく調べずにリンクしてしまうと、整合性が取れないデータになる可能性がある。

例えば、LODのリソースの中には、タイプを明示していなかったり、色々と関係ないプロパティを含んでいるものもある。また、そういったリソースとowl:sameAsでリンクしているリソースも見受けられる。

そのため、安直にowl:sameAsでリンクしてしまうと、型が矛盾してしまったり、関係ないプロパティがひっついてきたりと、整合性が取れなくなる可能性がある。

もちろん完全に同じものを指すリソースならowl:sameAsで問題ないが、ただ単にリソースのさらなる情報を期待するのであればrdfs:seeAlsoが良さそうだ。

2つの概念が意味的に完全に同等の場合はskos:exactMatch、完全に同等ではないが特定のアプリケーションで受け入れられる場合はskos:closeMatchが使える。

ただskos:exactMathは推移律を持つのでこれも注意。

そんなわけでねじLODではDBpediaJapaneseへのowl:sameAsリンクをrdfs:seeAlsoに変更。詳しくは更新記事

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